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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マウンテンゴリラ
2
哲学書・思想書を読む多くの場合に、論理の壁、言葉の壁を感じる。そんな中で本書は、比較的すんなりと頭に入ってくると感じると共に、そのような壁がどこに由来するものであるか、を教えられたような気がした。西田や大拙が言葉を尽くして唱えようとしていたものは、決して西洋の猿真似ではない、かといってそれを否定するものでもない。自分という絶対的存在と思われていたものを一旦無化し、物となって見ること、あるいは主客が分離する以前の純粋経験として見ること。それは、実は二元論的な西洋的見方を絶対的なものとして受け入れ、→(2)2019/11/23