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内容説明
森林保護員が見た昆虫たちのいとなみ。世界一多くの人が登る山・高尾山が秘める自然の宝石箱へのいざない。高尾山域パトロールで出会った美しく妖しい昆虫たち。
目次
春(新緑の中の紅一点―カクムネベニボタル;草陰から見つめる目―アケビコノハ ほか)
夏(初夏の森をはかなく舞う―キアシドクガ;ヒメジョオンが好物?―テングアワフキ ほか)
秋(ホバリング―ヒメクロホウジャク;ヒョウモンチョウは苦手です―ミドリヒョウモン ほか)
冬(本当は高級な絹の繭―ヤママユ;冬の林床に舞う―クロスジフユエダシャク ほか)
著者等紹介
宮入芳雄[ミヤイリヨシオ]
写真家(日本写真家協会・会員)、森林インストラクター。1950年、東京都出身。「雑木林」や「谷戸田」の管理作業をしながら里山の写真を撮り続けている。2006年からは林野庁の「森林保護員」として、高尾山周辺の国有林のパトロールを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aloha0307
27
林野庁森林保護員として高尾山域を12年歩いた宮入さん 昆虫の世界にどっぷりです☺(just like香川照之さん) 国蝶:オオムラサキ & ハンミョウ にうっとり❤ 赤が効かせ色だね☺ ニホンカワトンボの交尾 二人の長い胴体でほんとにハートマーク❤ができてる👀よ☺ そしてミヤマクワガタも...少年時代2回しか遭えなかったなあ。捕まえたクワガタと言えば殆どがコクワガタでした。運が良ければノコギリクワガタが、ひと夏に5匹というところでしたか...2019/05/16
逍遥遊
6
116-04-20191015 ふーん。登山しないし、昆虫嫌いだけど面白かった。保護員さんて仕事中に昼寝出来るんだ。しかも業務中に知り得た情報をもとに本まで出版して個人の収入活動まで許されているなんて…でも、純粋に本音を書かれているところは共感しました。2019/10/15
kaz
2
昆虫の専門家ではないところが、かえって良い。素人ということはないだろうが、それに近い目線で出会った昆虫に関するエピソードが付されており、面白い。高尾山にこんな派手な昆虫が多数生息しているとは想像もしなかった。 2019/05/04
やこ
1
筆者が高尾山の周辺で出会った様々な昆虫を、季節の移り変わりごとに写真に文を添えて紹介している。私の知らない虫が沢山いて、私も見てみたいとワクワクした。昆虫の世界はこんなにも様々な形や暮らしかたがあるんだと思った。日常的に山に入り生き物に出会っている筆者が少し羨ましい。虫について知識が無くとも、探検したような気分になって楽しめる文章だった。2019/12/06