目次
四日市 公害問題の原点―1966~1983
白神山地林道開削―1983
琵琶湖汚染―1980
蘇るか諏訪湖―1976~1985
諌早湾干拓―1978~1993
屋久島 世界遺産の裏で―1982
石油精製基地と核再処理工場施設に揺れる奄美群島―1980
南アルプス・スーパー林道―1979~1983
白い廃墟と化した信仰の山 天祖山―1981
夢の瀬戸内海架橋―1979〔ほか〕
著者等紹介
樋口健二[ヒグチケンジ]
1937年長野県富士見町生まれ。東京綜合写真専門学校卒業後、同校助手を経てフリーのフォトジャーナリストとなる。受賞、1974年国連主催世界環境写真コンテスト・プロ部門で『四日市』が入賞。2001年核廃絶NGO『ワールド・ウラニウム・ヒアリング』(本部・ドイツ)創設の「核のない未来賞」教育部門賞を日本人として初受賞。2011年「第17回平和・協同ジャーナリスト基金賞」大賞を写真集『原発崩壊』で受賞。日本写真芸術専門学校副校長としてフォトジャーナリスト育成に努めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiroki
3
朝霞図書館 悲惨なこと・凄惨なこと・残虐なこと・非情なこと…人間の脳味噌は度が過ぎる悲劇は箪笥の一番下に潜り込ませてしまうか、容量を決めてしまって溢れるようなら旧いものから順に捨て去るようにするみたいだ。強烈な映像を見続けるのは確かに苦痛で、この時オノレは何をしていたかと自責の大波が押しよせる。知らなかったことなんて殆どない、知らんふりをしたり眼を背けたことの多さに愕然とする。おまけに痴呆症状が入ってきて惨憺たる有様だ。時折こういった強烈な映像でショック療法を課さないとダメになるわ。2024/10/28
hose1239
0
「される」側に立った視点で日本各地で写真取材を続けてきた樋口氏の集大成。「経済成長」などの美名のもとに、切り捨てられてきた人々の姿を鋭くとらえている。2013/01/05