内容説明
ニヤリ、クスッ、ムフフ、なるほど納得。フランスのエスプリと毒。文字で書かれた漫画本。
目次
はじめに うまく出世を避けるには
1 子どものうちからが肝心
2 事業家にならぬためには
3 いつまでも二等兵でいるには
4 視学官にならぬためには
5 流行作家にならぬためには
6 政治家にならぬためには
7 社会の寵児とならぬためには
おわりに 自分に成功すべし
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
cape
16
出世の害悪を語り、出世を避ける方法を論じる、仏流?ユーモアとアイロニーの書。いつの時代も同じなんだなぁ、という共感も多少なくはない。もっとも出世の害悪は出世をしないことで避けるべきものではないとは多少思うが、くだらない中にも多少示唆に富む。今の時代に多少読まれるべき本。と、真面目に受け止める本でもなく、多少笑えるが、だいぶばかばかしい。2015/11/07
きゅー
3
出世をしないためにはどうしたら良いのかを、ハウツー形式で皮肉たっぷりで書き記している。ほどほどには面白かったけれど、読者おいてきぼり感が否めなかった。一番悪いのは、さんざんバカなことを言っておきながら、最後に真面目な結論を持ってくること。彼が言うには、出世をしないのは組織や社会の歯車となることなく、己自身の主人であるために必要だ、とのこと。酒が入ったどんちゃん騒ぎのあと、突然説教が始まったかのように興ざめだった。一度バカなことを言いいはじめるなら、最後までバカであるべきなんだ。2012/02/09
はるくる
0
こうまで出世を引き止めてくれるのが清々しい!2016/10/23
篠静
0
「個人としての諸君の天職を全うするため」よくよく考え、見極め、要心し、非出世主義者であれ。2013/04/10