こぶしフォーラム
ラベッツ博士の科学論―科学神話の終焉とポスト・ノーマル・サイエンス

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  • サイズ B6判/ページ数 209,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784875592532
  • NDC分類 401
  • Cコード C1040

内容説明

環境問題、生命操作、ナノテクなど、いま科学がかかわる世界は、危険性と不確実性が増幅し、差別や破壊の原因にさえなっている。この状況に、科学論の第一人者が従来の科学観を根底から問い直し、新たな科学との向き合い方を提起する。

目次

第1章 科学の現在
第2章 科学はいかにして現実を変えたか
第3章 歴史に基づく再検討
第4章 リトル・サイエンス、ビッグ・サイエンス、メガ・サイエンス
第5章 科学の客観性
第6章 不確実性
第7章 科学と民主主義
第8章 人々の科学
第9章 科学、その将来とあなた

著者等紹介

ラベッツ,ジェローム[ラベッツ,ジェローム][Ravetz,Jerome]
1929年フィラデルフィアに生まれる。1954年にケンブリッジ大学でPh.D(数学)を取得。1986年に科学史・科学哲学科の教員として長らく勤めたリーズ大学を退職後、ロンドンで、不確実性を伴うリスクの管理および環境問題を扱うコンサルタントを開業し、現在に至る

御代川貴久夫[ミヨカワキクオ]
1949年川崎市に生まれる。1974年東京教育大学理学研究科化学専攻修士課程修了。1980年理学博士(筑波大学)。現在、一橋大学大学院社会学研究科教授。専門は環境科学、環境メディア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

潜水艦トロイメライ

4
分かりやすく面白く読めた。文献講読の授業で第五章を担当したが、客観性についての話もとても興味深い。最初はなかなか内容が頭に入っていきづらいが同じことを繰り返してくれるので要旨は掴みやすい。科学コミュニケーションとか民主主義との関係性など、今後は具体例も念頭に置いて読んでいきたい2025/05/07

おじ

1
科学とのかかわりかたおけるラベッツの主張を提案し、それと現代の科学問題に対する認識を読者に問いかける形式の本。 科学技術社会論の入門書として、またこれから学んでいく際の問題意識を持つために最適な本ではないでしょうか。 ポスト・ノーマル・サイエンスという新しい概念は本文中で丁寧に説明されています。 多少翻訳が日本語としてぎこちない箇所が見られますが、内容には問題ありません2013/07/24

かわのふゆき

1
科学の役割を捉え直したもの。哲学的な内容。これからの科学とは何ぞや。2011/01/27

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