内容説明
ゲシュタルト思想を取り入れ、カント認識論の空隙を証明。『判断力批判』は理論的能力と実践的能力とのあいだの「深淵」を橋渡しできるのか。教授資格論文の全文と学位論文の要約。
目次
理論哲学と実践哲学の結合子としてのカント『判断力批判』
教授資格論文「理論哲学と実践哲学の結合子としてのカント『判断力批判』」要約
学位論文「目的論的判断力のアンチノミーのために」要約
著者等紹介
ホルクハイマー,マックス[ホルクハイマー,マックス][Horkheimer,Max]
1895‐1973。ドイツのシュトゥットガルトに生まれ、ミュンヘン、フランクフルト、フライブルクの諸大学で心理学、哲学、経済学を学ぶ。フランクフルト大学でコルネリウスの助手、私講師を経て社会哲学の正教授となり社会研究所所長に就任。ナチス政権時代にはスイス、さらにアメリカ合衆国に亡命し、ニューヨークコロンビア大学に社会研究所を再建。戦後フランクフルト大学に戻り、社会研究所を再建し、学長職も務めた(1951‐53)
服部健二[ハットリケンジ]
1946年生まれ。立命館大学教授
青柳雅文[アオヤギマサフミ]
1974年生まれ。立命館大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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