内容説明
戦後革命の挫折と「前衛党」の腐敗―「獄中十八年、非転向の英雄」たちが繰りひろげた醜悪な権力闘争を、怒りを込めて暴きだす。宮本顕治によって“禁書”にされた渾身の告白。
目次
第1章 占領下の平和革命をめざして―一九四五―四九年(敗戦・占領・解放;解放後の第一声―政治・組織方針 ほか)
第2章 大分派闘争の展開―一九五〇―五一年(コミンフォルムの「野坂理論」批判;『所感』をめぐる動揺と混乱 ほか)
第3章 極左冒険主義の悲劇―一九五二―五四年(新綱領の討議と五全協;武装行動と中核自衛隊の組織 ほか)
第4章 六全協から七回大会へ―一九五五―五八年(六全協―自己批判とそれをめぐる党内情勢;六全協後の責任追及と責任回避 ほか)
戦後日本共産党史年表(一九四五年九月―一九五八年七月)
著者等紹介
小山弘健[コヤマヒロタケ]
社会経済労働研究所
津田道夫[ツダミチオ]
1929年、埼玉県に生まれる。マルクス主義研究者。現在「障害者の教育権を実現する会」事務局員。1953年東京教育大学文学部卒業。雑誌編集者を経て、1957年「現状分析研究会」を組織し、『現状分析』を発行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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