こぶし文庫 戦後日本思想の原点
天皇制に関する理論的諸問題

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784875591757
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C1030

内容説明

20世紀前半の天皇制を絶対君主制と規定しながらも、その日本的な独自性を、ボナパルティズムやファシズムとの差異において検討し闡明した、天皇制論の嚆矢をなす名著。

目次

第1章 日本帝国主義と戦争
第2章 社会経済的構成と経済制度
第3章 国家理論の中心点
第4章 絶対君主制の歴史的意義と特質
第5章 絶対君主制とボナパルチズム
第6章 絶対君主制とファシズム
第7章 日本における絶対君主制の誕生と確立、並びにその本質と役割
第8章 天皇制の発展とその諸問題
第9章 戦略問題における三二年テーゼの歴史的地位と役割
第10章 日本における人民革命の世界史的意義
第11章 結論にかえて―一九四〇年末の政治的情勢と天皇制

著者等紹介

津田道夫[ツダミチオ]
1929年、埼玉県に生まれる。思想史・認識論研究家。現在「障害者の教育権を実現する会」事務局員。1953年東京教育大学文学部史学科卒業。雑誌の編集者を経て、1957年「現状分析研究会」を組織し、『現状分析』を発行した
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