内容説明
経済危機に喘ぐ現代帝国主義の根源は何か。現代経済の構造は如何に分析されるべきか。経済学方法論は如何なる意義をもつのか?宇野派の惨めな現状を鮮やかに解明する。
目次
宇野・三段階論の有意義性
『経済学批判』と宇野理論
国家独占資本主義論の変貌―大内力『経済学大系』第一巻第四章について
宇野経済学からの離陸
複線型段階論
経済学方法論の根本問題―降旗節雄の所説をめぐって
宇野学派の分解の一見本―降旗節雄『解体する宇野学派』について
宇野離脱派の特質
殺されたマルクス―書評・降旗節雄『生きているマルクス』