出版社内容情報
先進諸国のなかでいちばん住宅環境が貧しい日本。その理由を高い地価のせいにしてゴマかし、他国の2倍もの価格をつけて劣悪な「ウサギ小屋」を売りつけてきた日本の住宅産業のカラクリを、元建設省幹部が実例をもとに明らかにする。
内容説明
日本人が「ウサギ小屋」に住むのは土地が狭いからではない。住宅政策が貧しいからである!!日本人に劣悪な住宅事情を押し付けているウラ構造をいま明らかにする。
目次
序章 日本の住宅産業の本質をあばくために
第1章 土建屋保護、国民生活破壊の住宅政策
第2章 カゴ抜け詐欺同然。「注文住宅」の実態
第3章 阪神大震災原因究明を妨害する建築行政の体質
第4章 建設業という名の税金寄生集団
第5章 腐敗した学会と大学の触媒機能(官に対する御用奉仕と反対給付)
第6章 官僚による政界支配の実情
第7章 民主主義体制を僣称する日本の支配構造
第8章 価値ある住宅を造らず、国土を荒らし社会問題をつくる住宅産業
第9章 日本的システムのコアにあるもの
第10章 情報公開こそ、住宅産業再生の途
終章 「近代国家を僣称する国家」の実体を告発する