内容説明
米・英・仏の映画教育、諏訪敦彦監督・是枝裕和監督・小栗康平監督らの実践、映画学とデューイ派芸術教育理論を絡めて、国際バカロレア校ぐんま国際アカデミー高等部「総合的な探究の時間」で行われた映像教育の実践が詳細に綴られる。ドキュメンタリー映画制作をツールとした映像時代の新しいアクティブラーニングの形が提示されている。筆者の師である諏訪敦彦監督との対談も収録。
目次
第1章 教育と映画
第2章 多様な映画教育の過去・現在・未来
第3章 映画制作アクティブラーニングのデザイン
第4章 ケーススタディ:生徒の活動の記録と発見
第5章 学びと指導の振り返り
第6章 映像リテラシーから映画芸術へ
第7章 対談:諏訪敦彦監督を迎えて
第8章 「諏訪監督×高校生」講演集
付録
著者等紹介
小田浩之[オダヒロユキ]
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科附属メディアデザイン研究所リサーチャー。1972年生、東京都出身。アーティスト(映像メディア)・教師。映画を中心に制作活動を行い、ぐんま国際アカデミー高等部では映画の授業を実践。慶應大学附属研究所リサーチャーとして子どものための映画教育を研究。平成30年度群馬県文化奨励賞(メディア芸術)受賞。フィルモグラフィー:『スクールガール』(第51回ヒューストン国際映画祭短編ファミリー映画部門プラチナ賞)。『サルビア』(第54回ヒューストン国際映画祭短編ファミリー映画部門金賞、第37回シカゴ国際児童映画祭入選)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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