目次
序章 ベッドタウン崩壊の危機
第1章 東京圏の郊外住宅地誕生
第2章 郊外住宅地の「地域空間」の変化
第3章 郊外住宅地の現状と試み
第4章 ベッドタウンをどう変えていくか
第5章 使う人が創る「まち」シェアタウン
まちづくり情報インデックス
著者等紹介
長瀬光市[ナガセコウイチ]
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授。1951年福島県生まれ。法政大学工学部建築学科卒業、藤沢市経営企画部長などを経て現職。神奈川大学法学部非常勤講師。天草市・鈴鹿市、市原市、金ケ崎町、大木町などの政策アドバーザー、金ヶ崎町行財政改革委員会会長などを兼務。専門分野は自治体経営、地域づくりなど。2018年「地域活性化学会10周年記念学会賞」受賞。一級建築士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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jackbdc
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ベッドタウン再生のテーマ設定は慧眼。処方箋は言い過ぎ。全てのベッドタウンに効くクスリは原理的に存在しない。老朽ベッドタウン再生は計画主義では立ち行かない。経営的な役を担える主体は存在しない。マネジメントよりガバナンス視点が必要だろう。住民や行政等が協働して可能な部分から少しずつすすめるしかない。現実は厳しい。高齢化・老朽化は止まらない。間に合うのか。希望はあると思う。各地で小さな試みが芽吹いている。それらを成功事例と呼ぶのは憚られる。成功の基準は視点により違うから。どんな姿に育っていくのか見守りたい。2020/11/13