目次
一九九三年(平成五年)一二月二四日より一九九四年(平成六年)三月一四日まで
一九九四年(平成六年)三月一五日より一九九四年(平成六年)六月二一日まで
一九九四年(平成六年)六月二一日より一九九四年(平成六年)九月一九日まで
一九九四年(平成六年)九月二〇日より一九九四年(平成六年)一一月三〇日まで
一九九四年(平成六年)一二月一日より一九九五年(平成七年)二月二一日まで
一九九五年(平成七年)二月二二日より一九九五年(平成七年)五月一二日まで
一九九五年(平成七年)五月一三日より一九九五年(平成七年)八月一四日まで
一九九五年(平成七年)八月一五日より一九九五年(平成七年)一一月三〇日まで
一九九五年(平成七年)一二月一日より一九九六年(平成八年)一月二八日まで
一九九六年(平成八年)一月二九日より
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろにゃんこ
36
なんともやるせない思いと疑問、不安などなど鬱々とした気持ちが残ります。とても几帳面であり、何か信仰があるのか常に感謝とお陰様で・・・と綴られている日記。生活が苦しくても新聞代や家賃、公共料金を払うことに神経を尖らせ、痛くて苦しくても医者には行かない。寝たきりの長男のことも含め行政に助けを求めることもできたのではないのかな・・・2018/11/09
4fdo4
11
物凄く後を引いた。日記は他人に見せるために書いていないが為に、思いの丈がそのまま書かれている。中には「読んでもいいのか」と思うプライバシーも無論ある。しかも21世紀の東京で餓死した方の日記であるので、徐々にその日に近づいていく。結末を知っている読み手と。未来への不安を書き続ける書き手。切なくて読みながら動揺した。安全地帯から行政を批判をする気は無いし、亡くなった方をどうこう言う気も無い。では私は何のために買って読んだのだろう。ここには書ききれない。2024/05/21
sasha
6
1996年に東京都豊島区・池袋のアパートの1室で、病気の息子と共に餓死した77歳の母親が書き綴った日記の全文掲載。行政に頼ろうとしなかった理由が知りたい。まぁ、頼ったとて行政が応じたかは不明だ。北海道だったが、病気の妹の面倒を見ながら生活していた姉が、自身も病に倒れて相談したのに生活保護を受けさせなかった例もあるからな。怒。2023/06/10
kim
3
家計簿とともに書かれた日記。子供が知的かつ身体的な障害者で、母親が介護をしていることが伺える。母親もお金がない中で、食べ物を買うことよりも、新聞ををとることに固執していたりと、正常な思考ができてないことを読み取れる。食事として甘食を購入している。スーパーのレジの近くにある、甘食を見るたびにこの本を思い出すことになってしまった。2020/07/06
三田郎
2
「平凡な一生を送らせていただけなかったのは、何か私どもに、原因が、有りましたのでせう、最後に、不足ばかり、述べまして、申しわけございません、」2024/07/12