内容説明
一院制議会制度、連立政権、保育制度、父親休暇、たばこ法、リナックス、食器乾燥棚、サンタクロースなど100以上のフィンランドのソーシャルイノベーションを紹介。
目次
1 政治・行政
2 社会政策
3 保健ケア
4 教育・文化
5 戦争と平和のはざまで
6 市民社会
7 ソーシャルテクノロジー
8 日常生活の喜び
著者等紹介
タイパレ,イルッカ[タイパレ,イルッカ][Taipale,Ilkka]
1942年ヘルシンキに生まれる。ヘルシンキ大学医学部卒業、医学博士(社会医学、1982年)。1960年代の学生運動時代から一貫して人権擁護と社会改革運動の指導的役割を担う。数多くのNPOを設立。ホームレス、精神障害者、アルコール依存症者、失業者、移民等、社会の弱者といわれている人達の人権と福祉の向上をライフワークとする。社会保健大臣、スタケス総裁を務めたヴァップ夫人(Vappu Taipale)と共にフィンランドの社会・保健サービスの発展に貢献する。バルト海センター財団を設立し、バルト諸国との福祉と芸術面での交流活動を推進。1980‐1986年フィンランド平和連盟事務局長。1982年より毎年フィンランド各地において広島原爆記念日の灯籠流しを実施。1988~1996年フィンランド最大の精神病院であるケッロコスキ精神病院院長。1971~1975年、2000‐2007年フィンランド議会議員。1969~1980年、1992年~ヘルシンキ市会議員。2001年~ヘルシンキ・ウーシマー地区特別医療圏自治体組合理事。著書、編著、論文多数
山田眞知子[ヤマダマチコ]
1949年東京に生まれる。1971年国際基督教大学卒業。1972年よりフィンランドに在住。ヘルシンキ夏期大学、生涯学習学校講師、通訳・翻訳業等に従事。フィンランドで「日本料理の本」(Japanilainen keittokirja)(初版1986年、第3版2004年)を出版。1990年代に研究者を目指し、スタケスの客員研究員、シトラのバリアフリープロジェクトのコンサルタント等を務める。1995年北海道大学大学院法学研究科に入学。2001年北海道大学大学院法学研究科博士課程修了、法学博士(公共政策)。2002年~2007年浅井学園大学(現校名:北翔大学)人間福祉学部教授。2008年よりフィンランドにて研究を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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