内容説明
北海道では、市町村レベルではニセコ町が、都道府県レベルでは道が全国で最初に基本条例を制定しました。本書には、このうち道の行政基本条例の制定に際して、道政参加という観点から、編者自身が作成・提案した条例案とその考え方を述べた論稿及び道条例の制定過程や問題点を検証した鼎談などを収録しています。
目次
1 北海道行政基本条例の構想(道の「検討案」に対する私たちの提案;条例案の作成における基本的な考え方;都道府県の行政基本条例も北海道から;道民投票の制度化だけが目標ではない;道民参加を経て行政基本条例の制定を)
2 鼎談 北海道行政基本条例の制定―その意義と今後の課題を考える(北海道行政基本条例の印象;研究会案との比較から考える;議会審議の経過を振り返る;どんな効用が期待できるのか)
3 北海道行政基本条例
4 北海道行政基本条例研究会案
著者等紹介
神原勝[カンバラマサル]
1943年北海道生まれ。中央大学法学部卒。財団法人・東京都政調査会研究員、財団法人・地方自治総合研究所研究員などを経て、現在、北海道大学大学院法学研究科教授。専攻は自治体学
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