目次
1 押しつけの町村合併(合併論議の背景;分権推進と合併推進の論理矛盾;自治省指針の論理―統治の思想;合併すれば解決するかの如き論理)
2 道庁の役回り(「自治省の先兵」か「市町村の事務局」か;まさにこれが「道庁改革の検証」だ;道庁作成「合併推進要綱の論理」;まことに困る言い方)
3 試される北海道(首長と議員の見識と責務;北海道町村会の存在意味;合併議論の前に考えるべきこと;北海道条例に市町村の責務規程を入れる問題)
4 ハネ返すのは地域の力(住民意思で決めるべきこと;代表制度と住民意思;道庁の説明会でなくて町村主催の討論集会を;小規模自治体ほど住民自治は強まる;過疎の山林原野は公共価値なのだ;合併に反対していればよいのか)
著者等紹介
森啓[モリケイ]
北海学園大学法学部教授
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