内容説明
日本はなぜ勝ち目のない戦争に誘導され、引きずり込まれ、一億玉砕寸前にまで追い込まれていったのか。戦前から戦後に亘って政府、官僚、軍部内の中枢深く潜入しているコミンテルンの左翼陰謀を白日の下に暴き、遂にその真相に到る注目の書。
目次
昭和史研究のフロンティア―コミンテルンの戦争責任告発
天皇に奉呈した真崎勝次の「日支事変に関する所見」
真崎大将の「国家改造」の意見書
対ソ防衛に絞る国防方針―満州事変後の省部会議
皇道派の世界情勢観
永田軍務局長の下に作られた「戦争指導計画書」
石原莞爾の政権奪取の構想―政治参謀の浅原健三、宮崎正義
現存していた幻の「戦争指導計画書」
真崎教育総監追放の陰謀―永田らの国府津の謀議
ドイツ留学した真崎少佐と永田大尉―異なる両者のドイツ観察観〔ほか〕
著者等紹介
山口富永[ヤマグチヒサナガ]
大正13年長野県大町市に生まれる。国民新聞社社賓。戦後教壇に復帰せず、思想問題と取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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