内容説明
60年間、水俣を撮り続けてきた桑原史成の珠玉の写真で綴る「いのちの物語」。
目次
いのちの物語 水俣 桑原史成写真集1960~2022(胎児性・小児性患者「成長記」;一九六〇年代 海と病床;チッソ水俣工場;『苦海浄土』と石牟礼道子さん;阿賀野川 新潟水俣病の発現;1969年の裁判提訴から;宇井純さんと原因究明;21世紀の展開)
資料編(彼岸の団欒を垣間見る(石牟礼道子)
胎児性患者の世代 見過ごされてきた被害について(頼藤貴志)
桑原さんが切り開き続ける水俣との出会い(アイリーン美緒子スミス)
ベトナム戦争の連写 水俣少女の接写(桑原史成)
隻眼のスナイパー(白木喜一郎))
著者等紹介
桑原史成[クワバラシンセイ]
1936年島根県津和野生まれ。1960年東京農業大学・東京綜合写真専門学校卒業。1962年に写真展「水俣病」を開催、他の主なテーマは「激動の韓国」、「北朝鮮」、「ベトナム戦争」、「ソ連邦崩壊」など。著書に『水俣病』(三一書房)、『報道写真家』(岩波書店)、『桑原史成写真全集』四巻(草の根出版会)、『水俣事件』(藤原書店)など。2014年土門拳賞受賞。1997年に郷里の津和野に「桑原史成写真美術館」が開館
久保田好生[クボタヨシオ]
1951年東京生まれ。大学生の1970年から東京・水俣病を告発する会に参加
白木喜一郎[シラキキイチロウ]
1950熊本市生まれ。上京後の1970年に砂田明氏率いる東京‐水俣巡礼団に参加。ひとり芝居「天の魚」出前プロジェクト代表・舞台監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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