内容説明
「常に志を遠大に馳せて理想を失はず」。こう称えられた明治生まれの一人の村長の生涯を通して、明治の日本人の地域に尽くす意気込みと苦悩の姿を追う力作。明治維新から戦前に至る、わが国の地方自治制度の改革の歩みも、その功罪とともに検証される。
目次
1章 明治期の奥郡の自治(伊良湖岬村と自治のしくみ;明治初期の2つの制度改革;明治中後期の2つの合併;「土着」を継承する日本の自治)
2章 伊良湖岬村長に見る自治行政(嶋津十文字の生い立ち;初代村長永井織平の挑戦;若い十文字村長の意気込み;社会クーデターで村長失脚)
3章 戦時下で揺れる伊良湖岬村長(軸足はあくまで地域の振興;戦争突入後の村長の取り組み;戦時下での地方制度改革;十文字村長にみる気骨と挫折)
著者等紹介
嶋津隆文[シマズリュウブン]
昭和22年愛知県伊良湖岬生まれ、早稲田大学法学部卒。昭和47年東京都庁に入庁し、主として企画、国際、文化部門を歩く。その間、総合研究開発機構(NIRA)主任研究員、東京都のニューヨーク駐在代表をへて石原都政下で部長、局長を歴任。平成17年に東京観光財団専務、19年に国立市長選に出馬。平成20年より松蔭大学教授(地域行政論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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