内容説明
われわれの意識、情念、観念、感性は進化の過程で偶然に獲得されたものではなく、モナドの本質に根差したものである。したがって、また他の動物はもとより、植物、さらには物質に至るまでわれわれと同じ意識、情念、観念、感性を共有し理解しあえる。(本書「はじめに」より) 元となる論文「量子モナド論」から30年余りを経てようやくたどり着いた境地。一般的にこの世界は物質と物質以外のものからなると考えられることが多いが、そんな凡庸な解釈を塗りつぶす、斬新でありながら極めて自然なこの世界の解釈および解説である。本書によって、宇宙も人の世も、あらゆる事象が矛盾なく一本の糸でつながることになる。
目次
第1章 意識編(意識は存在しない?;われわれは脳が準備する意識世界に住む ほか)
第2章 原理編(意識世界はどこに存在するか;ライプニッツ・モデル ほか)
第3章 人間編(モノに操られる人モナド;小集団における関係イメージ成立の例 ほか)
第4章 霊界編(脳(身体)を失ったモナドはどうなるか
病気と健康について ほか)
著者等紹介
中込照明[ナカゴミテルアキ]
1951年山梨県生まれ。京都大学理学部卒。理学博士。高知大学名誉教授。専門は理論物理学、情報科学。趣味は霊的プログラミング、70過ぎからのピアノ、天然菜園など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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読書という航海の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nao IU
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祖父に勧められて読んでみたものの…。難解すぎる! 医療従事者のため、コロナと怨霊を同列に扱うような記載にやや疑問。 その後の記述を読み、確かに私自身がコロナウイルスを電子顕微鏡で見たことはないし、見てから存在すると言えばいい話だと思った。 ニュースやマスコミで報道されていることが事実とも限らない、常に疑いの目を向けなければと思った。2025/07/09
HiHimeHonKnow
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多分、帯に保江邦夫氏の名前があったから買ってみた本だった気がする。 正直半分わからなかった。2章の理論部分が全然理解できず、結果全体の理解もかなりぼんやりしているだろうと思う。 読みづらさも感じた。わかりやすさが担保されてないというか、書いている本人は理解できるのだろうけれど、、という言い回しが多い気がする。言いっぱなし感というか。 …というのも、私の意識世界の情念と結びついた解釈なのだろう、本著的には。 ただ、面白くはあった。全体のニュアンス的には示唆的な部分もあったので。 いつか理論部分を理解したい。2025/06/19
fumio_saurus
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ムーで紹介されてたから読んだ。ユクスキュルの環世界と比べると主張が弱い。唯意識論とか言ってるのに、哲学ゾンビになるわけでもなく、他者だの環境だの外部存在を平気で認めるのは意味不明。モナド通信とか行動主義者が読んだらキレそう。構成も読みづらいし途中離脱。2023/07/29