目次
調和振動子
生成消滅演算子
数演算子
物理量の期待値
ボーズ演算子
フェルミ演算子
多体系
位置表示と運動量表示
格子振動と生成消滅演算子
電子フォノン相互作用
超伝導
補遺 ディラック記法
著者等紹介
村上雅人[ムラカミマサト]
1955年、岩手県盛岡市生まれ。東京大学工学部金属材料工学科卒、同大学工学系大学院博士課程修了。工学博士。超電導工学研究所第一および第三研究部長を経て、2003年4月から芝浦工業大学教授。2008年4月同副学長、2011年4月より同学長。1972年米国カリフォルニア州数学コンテスト準グランプリ、World Congress Superconductivity Award of Excellence、日経BP技術賞、岩手日報文化賞ほか多くの賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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御光堂
1
「場の量子論」への入門の入門書、とのことだが初学者には難しい。量子力学と統計力学の素養が必要なようだ。そのあたりをきちっと修めてから再挑戦したい。2021/02/04
倉志社太
0
『本書は「場の量子論」への入門の入門書である』(はじめにより)。 調和振動子から入って生成消滅演算子を導入し、ボーズ粒子とフェルミ粒子の性質について簡単に触れた後多体系への拡張を行い、格子振動、電子フォノン相互作用、超伝導へと議論を進めていく。 式展開は非常に丁寧で説明も出来るだけ平易に書かれている。しかし、平易に書こうとした結果やや誤解の元となりかねない記述も散見された。全体として、場の量子論の入門書を読むための橋渡しにはいいかもしれない。2020/07/21