内容説明
一日たりとも意識せずにはいられないウンチやオシッコ。これまで多くの文筆家が「スカトロジー=糞尿譚つまり“ウンチ噺”」を残してきた。そんなウンチやオシッコの世界は、科学者の眼が加わることで今、景色をがらりと変えました。新しいウンチ学の世界にようこそ。
目次
「ウンチ」の言語学
ウンチの成分には食べかす以外のもののほうが多い
腸内フローラ―腸に棲む旧友たち
人糞は資源だった
トイレのいろいろ
昔の日本における人糞の価値
東アジアの循環型農業
平成天皇とタヌキの糞
ワシの糞を使ったダーウィンの実験
ダーウィンとミミズの糞
糞の起源
チベットにおけるヤクの糞利用
ウシのおならと環境問題
糞虫―食糞性コガネムシ
糞虫を食べる人々
排泄物を使った薬
糞虫以外の食糞する動物
糞尿の生態学
恐竜の糞化石から分かったこと
糞を調べて分かるさまざまなこと
著者等紹介
長谷川政美[ハセガワマサミ]
1944年、新潟県生まれ。1966年東北大学理学部物理学科卒業、70年名古屋大学大学院理学研究科博士課程中退。同年、東京大学理学部助手。統計数理研究所研究員を経て同研究所助教授、教授、総合研究大学院大学教授(併任)、東京大学大学院教授(併任)。その後、復旦大学(上海)教授を経て現在、統計数理研究所名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。理学博士(東京大学)。ライフワークとして進化生物学を研究してきた。受賞:1993年、日本科学読物賞。99年、日本遺伝学会木原賞。2003年、日本統計学会賞。05年、日本進化学会賞・木村資生記念学術賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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withyuko
わさびの山、