内容説明
著者は、夢や神話、民話、文学作品等にあらわれたアニムスとアニマの典型的な形姿を研究することから、男性の本質、女性の本質を浮き彫りにする。これら内なる異性を認識・承認し、人格全体の中へ組み入れることこそ、自己実現にとって不可欠の、また現代人にとって緊急の課題であることを指摘する。
目次
アニムスの問題のために
自然存在としてのアニマ
著者等紹介
ユング,エンマ[ユング,エンマ] [Jung,Emma]
1882‐1955。1882年シャフハウゼン(スイス)に生まれる。1903年カールと結婚
笠原嘉[カサハラヨミシ]
1928年神戸に生れる。1952年京都大学医学部卒業。精神医学専攻。京都大学医学部助教授、名古屋大学医学部教授、藤田保健衛生大学教授を経て、現在桜クリニック(名古屋市)名誉院長
吉本千鶴子[ヨシモトチズコ]
1926年香川県に生れる。1947年東京女子医専卒業。精神医学専攻。国立京都病院神経科などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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