出版社内容情報
■われわれが住んでいる世界そのものが確率で支配されているのかもしれない。
■確率論は現代科学の根幹をなす量子力学および熱力学(統計力学)と密接な関係にあり、非常に重要な学問である。またいまだに発展途上の学問でもあり、今後の進展が楽しみな分野でもある。
■本書は現代確率論への導入を図ったものであり、できるだけ身近な例題を用いて、確率論の多くの分野を網羅しながら、その基本を理解できるように工夫した。
以上、本書「まえがき」にいうように、比較的応用の広い以下の分野を、特にていねいに解説している。
・ 超幾何分布
・ ガウス関数と正規分布
・ 確率過程とランダムウォーク
・ マルコフ過程
・ 確率とエントロピー
1 確率の考え方
2 場合の数
3 確率の計算方法
4 確率分布と確率変数
5 2項分布
6 多項分布
7 ポアソン分布
8 超幾何分布
9 ガウス関数と正規分布
10 モーメント母関数
11 近似理論
12 確率密度関数
13 確率過程とランダムウォーク
14 ランダムウォークと拡散
15 マルコフ過程
16 確率とエントロピー
内容説明
本書は現代確率論への導入を図ったものであり、できるだけ身近な例題を用いて、確率論の多くの分野を網羅しながら、その基本を理解できるように工夫した。
目次
確率の考え方
場合の数
確率の計算方法
確率分布と確率変数
2項分布
多項分布
ポアソン分布
超幾何分布
ガウス関数と正規分布
モーメント母関数
近似理論
確率密度関数
確率過程とランダムウォーク
ランダムウォークと拡散
マルコフ過程
確率とエントロピー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
𓆱
1
正規分布の解説がかなり特徴的で面白く一読おすすめする。正規分布の密度関数から分散の公式を導出している本は初めて見た。ただ原理がよくわからないが。■著者の専門は工学。工学専門の人が書いた本は数学者が書いた本とは趣が違うことが多いような印象がある。理論的正確さにこだわらず実務的な解説を行うことが多いように思う。この本もその傾向がある。帰納的に単純な事例から取り上げて少しずつ複雑化して一般化するという解説の流れが一貫してある。好き嫌いは別れるかだろうが、自分は数学的厳密さはあまりこだわらないので好きです。2018/08/22
てったい北関東
1
表紙はあれだけど、とてもわかりやすい。2013/05/16
あゆたろう
0
テイラー展開の式が間違い。逆正弦法則の説明が中途半端でおかしい。その他読めば読むほど、勘違いの知識ばかりで困る。2018/07/27