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出版社内容情報
「母の手まり歌」「マハップの話」「親捨て山」「三角は飛ぶ」「三度の食事」「棒の歴史」を収録。物にはすべて歴史がある、それはなぜ、どのように変わってきたのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てれまこし
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『火の昔』同様、ほぼ書き下ろしである。戦争が深まるなか、民俗学の成果に失望や焦りを感じていた柳田が、新たな使命感を得ていることが感じられる。本書にも女性、特に少女を念頭に書かれたものが多い。女性に対する視点は戦前からのものであるが、出征した男たちに代って社会に進出した女性への期待(と不安?)もありそうだ。将来の民俗学支持者・理解者を育てようとする下心もあるのかもしれんが、民俗学が大学と無縁の学問である以上、民俗学徒とは自らの歴史を知り、自発的に生活を改良していこうとする国民の別称である。政治的主体である。2018/02/09
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