内容説明
「このごろの若い人は何を考えているのかサッパリわからない」「シラケ世代」「新人類」などといわれる彼らだが、その胸の内をさぐってみると、やはりそこには「フツーの日本人」の顔がある。敗戦直後から60年安保、大学紛争をへて今日まで、戦後40年間にわたって学生像の移り変わりを見つめてきた著者が、その間に収集した2万枚余の答案用紙の落書きをもとに書きおろした、現代「若もの」論!
目次
1 「落書き教授」の自己弁護
2 「時代のカナリア」たちの胸の内(悩み多き詩人たち;変貌する読書空間―知的権威主義からの独立;「生きる場」の驚くほどの広がり)
3 学生たちは何を見てきたか(敗戦と価値観の「真空状態」;60年安保闘争;大学紛争と70年安保)
4 「全共闘」世代から「新人類」へ(無遊病の心象風景;五月病―虐げられた日々の果てに;現代学生気質)
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