内容説明
マクラもサゲも出囃子も…思わず一気読みさせられる落語ワールドのABC。究極の落語鑑賞読本。
目次
落語って、なんだ?
ハナシカとカモシカ
これこそ落語だ
おもしろさのツボ
こわいほどおもしろい『あたま山』
落語は奥が深いか
異変が笑いを生む
落語の細胞核
テレビ次元の駄洒落とは
ジュゲムジュゲム〔ほか〕
著者等紹介
京須偕充[キョウストモミツ]
1942年東京生まれ。慶應義塾大学卒。ソニー・ミュージックで「圓生百席」、古今亭志ん朝、柳家小三治、桂文珍、「朝日名人ライヴシリーズ」など多くの落語LP・CDを制作。「朝日名人会」プロデューサー、TBSテレビ「落語研究会」解説者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kazuo Ebihara
1
寄席通いを始めて、疑問に思ったことのひとつは、演者の出入りが、池袋と浅草と国立は下手から。末廣亭と鈴本と横浜は上手からと異なり、決まりはないのかのいう点。本書の答えは。出入りは下手からが基本で、建物の構造により楽屋が上手にある場合、上手からの出入りとなるようです。 一方、噺家は上手と下手に顔を向けて二人を演じますが、 必ず上手に上位の人が居るようにして話すことは決まりになっているようです。 落語、寄席、噺家にまつわる112の蘊蓄が語られており、 落語初心者の私には嬉しいガイドブックでした。 2023/11/20
チバ
1
落語と言えば著者。という事で手にとった。文章が多くて読み応えがあった。落語はもちろん見たり聞いたりするのが大好きだが、それがままならない時もあり、この本を読んでいると落語の世界にどっぷり浸れて楽しかった。少し古いので今だと誰がお勧めなんだろうなぁと気になった。2022/03/02