代表作時代小説〈平成2年度〉

代表作時代小説〈平成2年度〉

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  • サイズ B6判/ページ数 431p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784875198512
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

内容説明

豊かな想像力が造る、魅力あふれる夢とロマンの代表作。歴史・時代小説の充実の軸となる巨匠・新鋭のヴァラエティに富んだ作品群を収録した年度版アンソロジー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山内正

4
東涯儒者の娘美雪 若い武士がはっと足を止めすれ違うと顔を背ける  美しく利発兄より物覚えが早く  水が染み込む様に頭に入る 教えないのに論語を諳んじ 女は文字を読まなくて宜しいと  その兄が亡くなり娘婿を探す 周りは遠ざかり跡継ぎが来ない  書生録之助が住むことになり 甥の四郎がやって来た 孟子、中庸、左近を難なく読む 四郎は録之助とお似合いだと言う 二月突然四郎が姿を消す 出てこないか江戸にと文が 録之助の足音が聞こえ 嫌違うそんな事と ここを離れると不幸になる  私には相応しい2022/02/21

山内正

4
儒者東涯の娘美雪は美し過ぎ利発過ぎと評判 ものを計算するのに苦労せず 文字を憶えてから父親が教えたくても直ぐに覚えてしまう 普通な才能の兄が早逝し 弟子を娘の婿にと父親が思うが 父親の不器用さに苛立ち 母の態度も嫌う 小録の録之助を預かる事に 行く末はと 親戚の四郎が来た 学問も出来録之助との差が際立つ あの人とはお似合いだと 四郎が急に江戸へ出て一月し 手紙が廊下を録之助の足音が 江戸に来ないかと 四郎の言った録之助の事が そうかもしれません! ここに居ると不幸になると思っていた 2021/11/14

山内正

2
窓際に寄掛かり星空を眺め瀬川  あぶみ屋から指紙が来いした川崎宿のお大尽と 十年前夫を殺した敵を探そうと 吉原に身を沈め右京と男への気持ちを隠して太夫を勤める 垢抜けしない客でおす 幾世に年季明けたら一緒になる男が いると喜んでる 余りいい客じゃないから金を預かり 印を押さした紙を貰ったと楼主が 二階から降りて来た 何気なく見た印に血の気が引いた 夫の印だ思わず報せの一筆を使いに持たせた 二階へ上がり顔を見ていく 見知った顔が!源八だ 前に立ち懐から懐剣を一突き 手応えが手が離れず血が流れた 敵と突離す 2021/06/06

沼田のに

0
少し前に時代小説アンソロジーの「仇討ち」を読んでたくさんだったので、この本の中程の北原亞以子の「乱れ火」読んだら、北原亞以子までも仇討ち物の斬った張ったなんだと思うと次からの仇討ち物とか血飛沫物がたくさんになってしまった。5/102015/09/29

ちゃこ

0
全24作品。収録作品はコメント欄参照。 井口朝生「髭」は何度読んでも楽しめる。

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