内容説明
交換されるモノとしての時代が終わりアーサ信仰のバイキング時代となって、北欧の女たちは家内の権力を手にした。しかし、アリストテレスに由来しパウロへと受け継がれた女性の過小評価はトマス・アキナスの女性憎悪に至り、教会勢力によるこれらの女性観が「辺境」の地にももたらされた。キリスト教の浸透によって十八世紀までに女性の法的地位がいかに変遷したかを概観する。
目次
モノはモノを所有できない
鍵束か尼冠か
女は男のためにつくられた
男の支配と女の従属
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