出版社内容情報
宮澤賢治は自然科学を学び、農民を助けた。一方で、仏教を信仰し、宗教への関心はキリスト教、神道、民間信仰、道教、北ユーラシアのものにまでおよんだ。賢治はなぜ、科学と宗教の両方に身を置いていたのだろうか。宮澤賢治の作品を手がかりに、宗教と科学の関係をわかりやすく解説する。
内容説明
宮澤賢治は自然科学を学び、教師として若者を指導し、稲作指導を通じて農民を献身的に助けた。しかし、賢治の人生の基本には宗教があった。彼は仏教を信仰したが、別の宗教にも広く関心を持っていた。それはキリスト教であり、神道的宗教や民間信仰、道教、そして北ユーラシアの宗教にもおよぶ。
目次
第1章 何を問題とするのか
第2章 宮澤賢治
第3章 科学と宗教の違い
第4章 科学とは何か
第5章 科学と宗教の関係
第6章 様々な宗教の具体像
第7章 科学からみた生物、人間、そして宗教
第8章 宗教と科学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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科学と宗教の違い: 知と信の分岐点 科学とは: 自然科学 科学の限界と危険性 科学と宗教の関係: ドーキンスの宗教の全否定 グールドの主張ー宗教と科学の相互非干渉 様々な宗教の具体像: 平田篤胤・霊の真柱 国家神道 賢治と法華経 仏教の生物観・死後世界 賢治とキリスト教 仏教衰退後のインドの宗教 賢治の宗教性 科学からみた生物、人間、宗教: 科学の生物観・進化論・間観 人間の死後に残るものがある 宗教と科学の間のグレーゾーン ダーウィンと宗教 宗教と科学: 賢治の考え 二本の脚としての宗教と科学2024/09/18
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