出版社内容情報
今宵も、夜明宮には訪いが絶えない。
泊鶴宮の蚕室で、大切な繭がなくなったという宮女・・・・・・。
一方、花娘を通じ城内での謎多き失せ物探しも舞いこむ。
烏妃を頼る者は日に日に増え、守るもののできた寿雪の変化に、言いようのない感情を抱く高峻。
・・・・・・やがて寿雪と高峻は、真実眠る歴史の深部へ。
鍵を握るのは名もなき幽鬼か、あるいは――。
蚕神
金の杯
墨は告げる
禁色
の、四編を収録。
烏妃を頼る者、不安視する者、守る者・・・・・・宮中の思惑が交錯する、待望の第四巻――!
シリーズ続々大重版、圧倒的中華幻想譚!!
内容説明
今宵も、夜明宮には訪いが絶えない。泊鶴宮の蚕室で、大切な繭がなくなったという宮女…。一方、花娘を通じ城内での謎多き失せ物探しも舞いこんで!?烏妃を頼る者は日に日に増え、守るもののできた寿雪の変化に、言いようのない感情を抱く高峻。やがて二人は、真実眠る歴史の深部へ。鍵を握るのは名もなき幽鬼か、あるいは―。圧倒的中華幻想譚、待望の第四弾!!
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TERU’S本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kou
417
今巻も面白く、この世界観に浸れた時間は至福だった。特に淡海が本当の意味で護衛になったと感じた時の、温螢とのやり取りは、胸が熱くなった。それと、寿雪との関係を知った衛青の行動に人間味を感じ、好感を感じた。早く・・・早く続きが読みたくて仕方ない。そして、人間関係相関図もお願いしたい(笑)。2020/08/13
南北
320
淡海の過去が明らかになったり、寿雪のファンクラブ(?)ができたりしますが、父親との関係に悩む晩霞こと鶴妃の物語が通奏低音として語られていきます。鶴妃の父親が暗躍する中、寿雪を心配するあまり、自分の心を持て余す高峻もいいですね。最後はおめでたい出来事で終わりますが、謎はまだまだ続きそうです。2020/08/05
れみ
309
夜伽をしない妃・烏妃のお話、第4弾。烏妃である寿雪を頼り夜明宮を訪れる人々が増えたことで起こった事態。それでも友になる、救うと寿雪に約束した高峻の取ろうとする策。「昔からこういう決まりだから」と長い間止まったものを何とかしようとするところ、凄く応援したい気持ちになる。寿雪は色んな術を使うけど何でもできるわけじゃなく、もちこまれた相談に対しての調べ方・解決のしかたは結構地道で、そこがとても好き。寿雪と自分との関係を(一方的に)知ってしまった衛青の変化も気になるし、沙那賣家の秘密も気になる。続きが待ち遠しい。2020/07/11
ミュポトワ@猫mode
307
後宮の烏、4巻目読了しました。この巻もゆる~くこの本のメインストーリへつながっていく感じだったので、この巻で終わるのかよって思ってたら案の定、マジか…って感じ。これで終わりだと思ったら終わってなかった…発刊ペースが遅いのね…ゴフってなんか体から出た感じwまぁ面白いからいいんだけどさ、このゆったり感だといつ終わるかわからないんじゃない?どこかで急速に巻きが入るんかなぁ…まぁこのままゆるゆると日常の問題を解決していきながら大団円ってのも、まぁ悪くないかとは思いますけどね。ま、ゆるりと続きを待つことにしますわ♪2020/08/12
美紀ちゃん
265
高峻が「寿雪に自分以外の親しい者が増えてゆくのが、寂しい。横取りされたような気分になる」と言う。きゅんです。そして新キャラ「玉眼」登場!占師?白雷?結界は破ることができるのか?次の巻が楽しみ!2020/11/02
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- 和書
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