出版社内容情報
広義のマニエリスムをベースに、「過剰・多義的・異種混合(アルス・コンビナトリア)」が、東アジアの芸術・文化・建築様式にひとつの精神史として通底していることを読み解いていく。
【目次】
内容説明
「マニエリスム」には、ルネサンスとバロック時代をつなぐ美術様式を指す狭義と、『迷宮としての世界』のG・R・ホッケが提示した「綺想を描き出す普遍的な手法」という広義がある。本書は主に広義をベースに、「アルス・コンビナトリア[結合術]・過剰・多義・異種混合」が、東アジアの文化・芸術・建築様式にひとつの精神史として通底していることを、フィールドワークを通して読み解いていく。「中華」を自称することで生まれるマニエリスム、「中華」に抑圧されることで生まれるマニエリスムが織りなす、豊饒の東アジアがここに!
目次
プロローグ
第一章 中華によって、東アジアにマニエリスムが出現した
第二章 朝鮮半島に充溢するマニエリスムの系譜
間奏曲1 李箱のマニエリスム的手法と音声遊戯
第三章 自称中華の綺想体
第四章 越南という小中華帝国
間奏曲2 アンドレ・キムの衣装バロック
第五章 マニエリストのビデオ・アート
第六章 熊の両性具有と王権
エピローグ
著者等紹介
平井敏晴[ヒライトシハル]
思想史家、漢陽女子大学校助教授(韓国・ソウル)。1969年、栃木県足利市生まれ。金沢大学理学部で量子化学を、東京都立大学大学院人文科学研究科でドイツ文学を専攻。ロマン派の詩学と科学論を中心に研究後、東アジアのマニエリスムを探求すべく、2005年に韓国へ拠点を移す。以降、中華文化圏各地でフィールドワークを重ねる。研究テーマは東アジア・ヨーロッパのマニエリスム研究を中心に、音楽論、美術論、メディア論など多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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