出版社内容情報
巻2のテーマは人類史! 理科で教わったビッグバンでの宇宙誕生とカンブリア爆発、世界史での人類の食糧生産の始まりと産業革命。宇宙と地球、人類の誕生と発展を、科学・社会の分野の枠を飛び越えつなげていく。
内容説明
さあ、宇宙138億年という途方もなくこころ踊る俯瞰の旅へ。宇宙誕生のドラマに没入し、地球生物の進化を見つめよう。人類の歩みに同調しつつ、文明の歴史と近代をたずねると、どこからか、未来の胎動が聴こえてくる。
目次
第1講 まずは宇宙誕生からの138億年の通史
第2講 宇宙は無からどのようにして誕生したのか
第3講 地球環境のもとでの生物の進化を追う
第4講 直立二足歩行からの人類の歩みを振り返る
第5講 農耕開始以来の文明の歴史を復習する
第6講 近代からその先へ―成長と拡大の時代は終わった
第7講 人類の未来―滅亡は避けられるのか
著者等紹介
原島博[ハラシマヒロシ]
東京大学名誉教授。2009年3月に東京大学を定年退職。東日本大震災直後の2011年6月から個人講演会として原島塾を毎月開催。本書はその講義録である。人と人の間のコミュニケーションを支える情報工学を専門として、知的通信や感性情報学、空間共有コミュニケーションの研究をおこなう。顔学にも関心を持ち、1995年には日本顔学会の設立にも関わった。夢は理系と文系、さらには科学と文化・芸術を融合した自分なりの新しい学問体系を構築することで、想いを同じくする研究者とともに学際的な「ダ・ヴィンチ科学」へ向けた活動を始めた。その立場から文化庁メディア芸術祭の審査委員長・アート部門主査、グッドデザイン賞(Gマーク)審査委員などもつとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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