サレ・エ・ペペ―塩と胡椒

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サレ・エ・ペペ―塩と胡椒

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  • サイズ 46判/ページ数 380p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784875025580
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C1010

出版社内容情報

人はなぜ「本物の料理」を求めるのか。なぜ知らない料理を食べたいと思うのか。「食べる」とは生理的な行為だけではなく、歴史がつくりあげてきた体験であり、料理のなかには「見えない政治」が働いていることを浮き彫りにする痛快無比の料理論集。

内容説明

人は食べる。いつも食べる。だが「食べる」とは、過去の自分が食べてきたものを、個人的に想い出すことである。と同時にそれは、歴史によって形成され準備されてきた体験でもある。ぶっかけ飯や缶詰をどうとらえるか。肉食とは、野草食とは何なのか。そもそも日本人にとって、「国民料理」とは何なのか。食材や料理のなかには「見えない政治」が働いている―。「執筆で忙しいときに作る、ものすごく簡単な料理一覧」では、著者のとっておきレシピを初公開。

目次

サレ・エ・ペペ
1(「日本料理」への懐疑;「日本料理」の虚偽と神話;料理の真正性とは何か;料理の復元;知らないものを食べる;ツバメの巣と盆菜料理;国民料理とは何か;肉食について;野草を食べる;四方田犬彦が執筆で忙しいときに作る、ものすごく簡単な料理一覧)
2(偶景;ぶっかけ飯;缶詰の思い出;韓国の食べ物への信頼;三人の女性;台所にいることの悦び)

著者等紹介

四方田犬彦[ヨモタイヌヒコ]
1953年、大阪箕面に生まれる。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。長らく明治学院大学教授として映画学を講じ、コロンビア大学、ボローニャ大学、テルアヴィヴ大学、清華大学、中央大学(ソウル)などで客員教授・客員研究員を歴任。現在は映画、文学、漫画、演劇、料理と、幅広い文化現象をめぐり著述に専念。学問的著作から身辺雑記をめぐるエッセイまでを執筆。『月島物語』(集英社、1992)で斎藤緑雨文学賞を、『映画史への招待』(岩波書店、1998)でサントリー学芸賞を、『モロッコ流誦』(新潮社、二〇〇〇)で伊藤整文学賞を、『ルイス・ブニュエル』(作品社、二〇一三)で芸術選奨文部科学大臣賞を、『詩の約束』で鮎川信夫賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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お米ビール

3
図書館でなんとなく目が合った本。 前半は理屈っぽい?文化論、難しいけど面白かった。無形文化遺産になった和食って何?とか、富裕層が料理人(たいてい男性)に作らせる国民料理と、商業的な意味合いではないおふくろの味やカレーみたいな国民食との隔たりとか。歴史にも感じるけど、それを語るのに国という括りは大きすぎるんだろうな。菜食主義の話からは、内澤旬子さんの世界屠畜紀行を思い出した。 後半はやや文学的な散文でさらっと読んだ。 あとがきの、レストランガイドはインターネットのコスパ感想文に変わられ…という表現にニヤリ。2024/06/15

ひるお

1
映画・文学・漫画などを幅広く専門とする比較文学者・四方田犬彦による食/料理論集。“日本料理”とは? “国民食/国民料理”とは? といった根源的な問いを追究し、食の裏/底/内奥に隠され不可視化された前提を突き詰める前編と、ごく個人的な食の思い出を綴った後編。アフリカの屋台料理と日本のねこまんまが“ぶっかけ飯”という共通項で繋がる普遍性。多様で細分化され、決して一括りにできない宇宙。欲望というより逃れがたさとしての食を書かせたら、四方田の右に出る者はいない。2025/02/06

コバ

1
塩と胡椒は我々の舌を形成する頑強なコードである。 我々が真正な料理(例えば日本料理など)と捉えているものは、結局のところ自分の過去の記憶への回帰にすぎない。 所々他者の発言や引用などがわかりづらく混乱するところがあったが、世界の様々な地域で食の経験をしてきた中で得られた考えは興味深い。2024/03/10

Y

1
食の文化資本。食の前衛は社会階層に基づいているのかもしれない。食に関わらず芸術全般に言えることだと思うけれど、四方田さんの食に対する姿勢は真摯で好きだ。 2023/12/13

bunca

0
懐石料理の文化遺産認定への懐疑、日本食とは国民食とは何か、世界や日本各地を渡り歩いただけに、地域文化への造詣が深くて説得力がある。 種村さんの福神丼を再現した話が面白かったけれど、恐らく担がれたのでは?という気もする。 タイトルは塩胡椒だが、塩に重きを置いた印象を受けた。2024/08/13

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