生物多様性のしくみを解く―第六の大量絶滅期の淵から

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生物多様性のしくみを解く―第六の大量絶滅期の淵から

  • 宮下 直【著】
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  • 工作舎(2014/04発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784875024569
  • NDC分類 468
  • Cコード C0045

内容説明

「生態系の多様性」すなわち「場の多様性」。危機は回避できる!トキ、ミヤマシジミ、ベッコウトンボ、カワラノギク、イシカワガエル…なぜ、絶滅の淵にあるのか、その理由を知ることから始まる。

目次

人類の出現と病める地球生態系
第1章 共通のルーツ(生命の誕生と地球環境の形成;種の形態と、それぞれのライフスタイル;多様な生物に、共通するしくみ;共通のルーツから多様な誕生へ)
第2章 生態系のしくみ(多くの種が棲める理由;生態系とそのつながり;生態系のバランスと平衡;ネットワークで維持されるバランス)
第3章 問題の実態(減り続ける生き物たち;増えすぎた生物)
第4章 対策と治療(生物多様性を守る自然公園;生態系の治療)
第5章 多様性の原理(「生物の多様性」は、なぜ必要か;生態系の多様性=場の多様性;多様性の共通原理)

著者等紹介

宮下直[ミヤシタタダシ]
1961年、長野県飯田市生まれ。子供のころから「生き物博士」といわれるほど、伊那谷に棲む昆虫や鳥類、クモ類など、自然の小動物に親しんできた。1985年、東京大学大学院農学系研究科修士課程修了。現在、東京大学大学院農学生命科学研究科、生圏システム学専攻教授(農学博士)。2012年には日本蜘蛛学会会長に就任。フィールドワークを通して生態学、保全生物学を探究する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

22
著者は、飯田市出身の碩学。冒頭のカラー写真が美しい。多様性と共通性は相容れないように思われるが、視野を広く取ることの大切さを教える。多様性を理解するうえで共通性の理解は不可欠である(033頁)。生態学では、種によって利用する生息場所や餌が違うことを資源分割という(053頁)。中山間集落では、耕作放棄地にウシやヤギを放して、イノシシなど近づきにくい緩衝帯を作り、被害を軽減している(滋賀県の某村122頁)。大いに参考になる。ビオトープとか身近な生き物についても関心を持たないといけないと思う。  2014/09/07

摩天楼

5
この本を読みながらうなずけることがいくつもあった。環境保護意識が高まる中、生態学という学問は非常にホットで重要な学問だと私は思っている。しかし、生態系という非常に大きなものを対象とする以上、研究者の力だけでは多様性の保護という目的を達成できない。重要なのは筆者が述べるようにより多くの人が関心を持つこと、そして経済を自然と生物多様性が守られるようなしくみにしていくことである。この人の研究室いきたいんだよなああああ。。。2014/09/17

マウンテンゴリラ

2
今や喫緊の世界的課題とされている気候変動の問題に対して、その取り組みにおいても、国民的関心においても、世界に遅れをとっていると言わざるを得ない日本の状況であるが、さらに輪をかけて、本書のテーマである、生物多様性の問題への関心の低さには忸怩たる想いがある。もちろん、それを知ったからといって、その対策に賛同するか、反対するか、また、賛同するにしても、その対策の内容や他の社会問題との優先順位付け等々、課題が解決できるわけでは無い。しかし、これだけは間違いなく言えると思うことは、→(2)2023/04/14

マウンテンゴリラ

1
生物多様性について、その基礎となる生態系の成り立ちや、生物の発生、進化といった歴史性を踏まえて、分かりやすく解き明かしてくれている。そして何よりも、多様な生物と生命を共にすることの喜びを語ってくれていることに、強い共感を覚えた。私にとって新たな知見として、生命の歴史が競争だけでなく、それに優るとも劣らぬ共生という要因によって支えられてきたこと、外来種に対して、深い問題意識を投げかけてくれたことが印象に残った。→(2)2015/09/09

こーめー

0
生物多様性を学ぶ上では非常に分かりやすい本です! 普段”生物多様性”という言葉を聞きなれていない人でも、その初歩から始まり、最終的に『環境保全を考える上で、なぜ‟生物多様性”が必要なのか』という根本的な部分も理解することが出来ます。生物の生き生きとして写真や、専門用語の解説もあるので、読みやすいはず!2016/04/16

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