新天文学―楕円軌道の発見

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  • サイズ A5判/ページ数 684p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784875024538
  • NDC分類 441.2
  • Cコード C1040

内容説明

惑星運動は古代ギリシア以来考えられていた円ではなく、楕円を描いていた!ティコ・ブラーエより膨大な火星の観測データの解析を託されたケプラーは、試行錯誤のはてに、コペルニクスはもとよりガリレオも前提としていた円を脱却し、楕円軌道の発見にいたる。近代天文学への扉を開いたケプラーの第1法則、第2法則発見プロセスの全容。ラテン語原典より本邦初の全訳。

目次

第1部 仮説の比較について(第1の運動と惑星に固有の第2の運動の相違および固有の運動における第1の不整と第2の不整の相違;離心円と周転円付同心円の単純な最初の等値とその自然学的理由 ほか)
第2部 古人の説にならった火星の第1の不整について(どんなきっかけで火星論に出会ったか;ティコ・ブラーエが観測し算出した火星と太陽の平均運動の線との衝の表およびその表の検討 ほか)
第3部 第2の不整すなわち太陽もしくは地球の運動の研究―あるいは運動の物理的原因に関する多彩にして深淵な天文学の鍵(周転円ないし年周軌道は運動を均一化する点(エカント)の周囲に均一に位置しない
地球から太陽までの2つの距離と獣帯上の位置および太陽の遠地点を知って太陽(ないしはコペルニクス説の地球)行路の離心値を求める ほか)
第4部 物理的原因と独自の見解による第1の不整の真の尺度の探求(すでに用いた太陽と衝になる位置以外での観測結果から長軸端、離心値、軌道相互の比を調べる試みただし誤った条件を伴っている;火星が遠日点の近くに来るときの初更の位置以外での若干の観測結果と近日点の近くに来るときの別の若干の観測結果とにより最も確実な遠日点の位置、平均運動の訂正、真の離心値、軌道相互の比を求める ほか)
第5部 緯度について(交点の位置の検証;軌道面の傾斜の検証 ほか)

著者等紹介

ケプラー,ヨハネス[ケプラー,ヨハネス] [Kepler,Johannes]
1571年、ドイツのヴァイル・デァ・シュタット生まれ。テュービンゲン大学で学んだ後、グラーツの神学校で数学・天文学を教える。処女作『宇宙の神秘』(1596)に示された数学的才能を評価したティコ・ブラーエに招かれ、プラハで共同研究した成果を『新天文学』(1609)に発表。いわゆるケプラーの3法則のうちの楕円軌道の法則(第1法則)、面積速度一定の法則(第2法則)を確立。さらに『宇宙の調和』(1619)で第3法則(惑星の公転周期の2乗と太陽からの平均距離の3乗が比例する)を提示し、近代科学の基礎を築く

岸本良彦[キシモトヨシヒコ]
1946年生まれ。1975年、早稲田大学文学研究科博士課程修了(東洋哲学専攻)。明治薬科大学教授(史学・医療倫理・薬学ラテン語担当)を経て、現在フリー。上代中国思想史および古典ギリシア語・ラテン語による哲学・医学・天文学関係の著作の翻訳研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinaba

1
☆☆ 超絶面白かった。400年後の現代に至るまで正しいとされている太陽系モデルが確立されるまでの試行錯誤を事細かに、しかもプトレマイオスは勿論ユークリッドやアルキメデスまで数学的結果の参照元として遡る議論として見せる文は、まるで未来人が過去に行ったような時空を超える感がある。自分の与しない物も含め執拗に3種のモデルのどれでも数学的に同様の議論を展開しつつ妥当性を探る過程も知の力を感じる。あと、神学的な観点も含めて数学の話抜きで概要を語る、自己解説文もとても、今の目から見ても読みやすい。2016/01/15

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