出版社内容情報
アメリカ・ヨーロッパ・アジアに「オリンパス」の拠点を築いた著者の地球紀行。塩野七生氏との「きたるべき日本をめぐる対論」収録。
■目次より
内容説明
国境のない国、日本。国境を意識しない日本人。だが、ひとたび海外に出れば、国境の重大さ、民族間の壁の厚さを痛感させられる。オリンパスに55年、現役ビジネス・コスモポリタンが出会い、考え、願う、世界の中の「日本」の姿がここにある。
目次
第1章 地球を歩けば(上司はベレー帽の時代の人;東欧の血がかよう「知識の橋」 ほか)
第2章 近隣の朋友たち(日本に来た伝説の人徐福;楊貴妃の茘枝を守る ほか)
第3章 凛々しい日本を希う(大虐殺からユダヤ人を救った日本;野茂投手と小野田少尉と木村摂津守 ほか)
第4章 味わい深いエピソード(ハンブルグで「目玉焼き」を;コーヒーは永遠の課題 ほか)
第5章 きたるべき日本をめぐる対論―塩野七生さんと(日本型の経営システムがある;二一世紀は「質の時代」 ほか)
著者等紹介
下山敏郎[シモヤマトシロウ]
1924年5月4日、新潟県生まれ。陸軍航空士官学校を卒業した昭和20年、近代中国東北部(旧満州)で終戦を迎える。戦地に向かう多くの先輩や友人を見送った記憶は今も鮮明に残る。1949年、東京大学文学部哲学科を卒業してオリンパス光学工業株式会社(現・オリンパス株式会社)に入社。55年、ニューヨークに渡りJapan Camera Centerを設立。翌年にはオリンパスの米国駐在員事務所、代理店設置に従事する。63年に、渡独し、ハンブルグにオリンパス・ヨーロッパ駐在員事務所を開設。64年から6年間、オリンパス・ヨーロッパ支店長を務める。70年に帰国して海外営業部長に就任。84年、代表取締役社長に就任。93年から2000年まで会長を務め、2001年から現在まで取締役最高顧問として会社の繁栄を見守りつづける。(社)日本写真協会常務理事、(財)マイクロマシンセンター理事長などを歴任し、さまざまな行事や会議に出席のため、欧米やアジアの国々への出張もしばしば。2000年には「PMA(国際写真マーケティング協会)殿堂」入りを果たしている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- おしえて! BLソムリエお兄さん 1 …