内容説明
ジョフロワとキュヴィエの機能と形態に関する激論、ヘッケルのテーゼ、ウォディントンのエピジェネティック・ランドスケープ…「進化」と「発生」をめぐる科学史的事件とコンセプトを再検討し、古生物学から遺伝学に至る最新の成果を取り込みつつ、動物形態の起源とその進化の謎に、真っ向から挑戦。胚発生プロセスの検証を通じて、大胆かつ繊細に進化論の新地平を拓く、意欲的大作。
目次
第1部 進化と発生、動物門と化石
第2部 形態と機能、胚と進化、遺伝システム
第3部 発生する胚
第4部 進化における胚
第5部 胚、環境、そして進化
第6部 発生は進化する
第7部 パターンとプロセス、時間と場所
第8部 原理とプロセス
著者等紹介
ホール,ブライアン・K.[ホール,ブライアンK.][Hall,Brian K.]
カナダ、ダルハウジー大学生物学教授、専攻は発生学。脊椎動物の頭部形態発生、とりわけ神経堤細胞に由来する頭部間葉の分化に関して、多くの論文や著書がある。八〇年代からはヤツメウナギの発生研究を行っている
倉谷滋[クラタニシゲル]
岡山大学理学部教授、ならびに、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター、形態進化研究チームリーダー、専攻は比較形態学、進化発生学。脊椎動物の起源の問題を背景に、頭部分節性、頭部形態の発生について、骨格と神経系を中心に研究を行っている
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