出版社内容情報
赤瀬川原平のトマソン、夏目房之介の漫画のコマ、藤田紘一郎の虫の知らせ、柳田理科雄の空想科学のひらめきなど、「ふと…」気づくことの重要性を8名の論客が語る。
目次
1 トマソン観相の記―誰のものでもない路上のものにふと…こころ洗われる。(赤瀬川原平)
2 マンガのコマ学―はっとして、時間をあやつるコマの「ふと…」(夏目房之介)
3 都市の無意識=ダンボールの家―虚ろな街にふと…現われる、ホームレスが眠る場所。(宮本隆司)
4 「虫の知らせ」の大事―ふと…気がつけば回虫がそこにいる。(藤田紘一郎)
5 空想科学のひらめき―ふと…連鎖する空想科学の奇妙奇天烈(柳田理科雄)
6 「念・忘・解」の道―夢中になって、懸命になって、いつか忘れた頃に「ふと…」(森政弘)
7 「ふと…」する発明・発見―キネマティック・セレンディピティ 動く幾何学モデルより(C・シュワーベ)
8 認知の光景―無数の意味に囲まれてふと…アフォーダンスを生きている。(佐々木正人)
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