内容説明
20代にして交流システムを着想した不世出の天才ニコラ・テスラ(1856年7月9/10日―1943年1月7日)。J・P・モルガンなど投資家も注目した時代の寵児、詩人にしてエンジニア、食通にして名講演者、科学者にしてショーマンでもあった男の波乱万丈の生涯。クロアチア生まれのセルビア人であったために歴史の波に翻弄され、「電気の魔術師」としての知名度をエジソンに奪われ、無線の発明者の栄誉をマルコーニにとられ、事業家としての成功をウェスティングハウスに譲り、候補にあがりながらノーベル賞も逃した不遇の大天才の実像が、いよいよ明かされる。
目次
現代のプロメテウス
ギャンブラー
非凡な移民
エジソン氏の宮廷にて
電流戦争始まる
一流の奇術師
ラジオ
上流社会
栄光にしのびよる影
判断の誤り〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みんみん
2
偉大なる変わった方 (天才はみんな変わっていますよ) 電気について勉強しながらだから、読むのにすごく時間かかってしまいました。映画が楽しみです2019/12/20
fuku
0
テスラさん、不遇というかかなり頑張ったんだなー。2012/12/01
冷やしたぬき蕎麦はじめました。
0
映画公開前読書。テスラの人生が網羅されている本ですが、科学的な説明も多いので、その知識が無い自分には???というところ多数w でも人間的な部分やエジソンとの関わり、ウェスティングハウス・JPモルガン等の関係性も書かれているので面白いです。ただ、普通の書籍と改行後の仕方がおかしなところもあるので気になりました。(三文字下げる)2020/06/19
しゃけ
0
ニコラ・テスラに関する書籍としては比類ないほどに優れている。この天才の功績を展示する現地の博物館にいつか行きたい。2019/10/28