出版社内容情報
ディスカッション、討論、ディベートなどで必須となるのが詭弁の知識。悪いイメージでとらえられがちな「詭弁」だが、議論の場で上手に使えば、論点をそらし、話題を転換して、主導権を握れる。自分の発言を強くし、相手の詭弁を見抜いて議論に勝つ!
内容説明
ディスカッションやディベートなど議論・討論の場で必須の、また、ビジネスや日常会話でも効果的な詭弁の魅力と使い方をわかりやすく解説。
目次
第1章 詭弁とは何か(詭弁とはどんなもの?;上手な詭弁例 ほか)
第2章 単なる論理間違いとムチャクチャな論理(単なる論理間違い;ムチャクチャな論理)
第3章 詭弁のようで詭弁ではないタイプ(「理屈なし」のタイプのいろいろ;「主張なし」のタイプのいろいろ ほか)
第4章 説得力に乏しい「下手な詭弁」(支え方の下手な典型(よく使われる下手な支柱)
単純すぎる考え方 ほか)
第5章 猛烈な説得力をもつ「上手な詭弁」(ポイントはずれの話題;悪口 ほか)
著者等紹介
小野田博一[オノダヒロカズ]
東京大学医学部保健学科卒。同大学大学院のときに2年間、東京栄養食糧専門学校で非常勤講師を務める。日本経済新聞社データバンク局に約6年間勤務。JPCA(日本郵便チェス協会)第21期日本チャンピオン。ICCF(国際通信チェス連盟)インターナショナル・マスター。ICCF delegate for Japan(ICCF日本代表委員)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
磁石
16
議論に勝つために必要なのは、説得力と理屈なにより茶目っ気。ただし、説得力は論理のキズを伴うものである以上、理屈とは両立しない。重要なことは、「絶対に正しい」意見などどいうものは存在しない、全てその時々/場/相手で変わってしまう。黒白つけられない灰色であり、色味の強弱があるだけ。だから逆に、絶対だと確信してしまったら負ける。でもでも、確信を持って発言するからこそ、説得力を持たせることができる。……議論は心理戦、楽しませた者勝ちなのかも。2016/10/06
The pen is mightier than the sword
2
題名に引かれて読んでみたが、思ったほどには議論に勝つほどの記述はなかったと思う。議論に勝つためのものとしては、詭弁について書かれているところが挙げられそうである。「言い切れないところを言い切ってはならない」、「聞き手、読み手を味方と考えること」、「あなたの知性を示すこと」、「表現を巧みに」など。自分がいい加減な論者に対して丸め込まれないための知識が書かれている。3712015/04/16
TSTTT
1
前半はなるほどねと流して見ていたがただただ列挙してるだけで面白くなかった、例も悪い。
いかちゃん
1
超速読。2014/02/05
らはるとはると
1
詭弁例としてプラトンやソクラテスを紹介してるところが面白い。ディベートなどに臨む人が読むと良い糧になると思う。2011/12/31




