内容説明
ポスト冷戦時代の地球市民の課題の見えない政治・行政、ポストバブルの指針をうちだせない経済モデル、生命体を部品と見なし、薬とテクノロジーの濫用に暴走する医療、人にやさしくすることが富と見なされない社会…。現代社会のすみずみにまで浸透する機械論的な世界観の限界を徹底的に洗いだし、21世紀への価値観の転換を示す待望の書。
目次
1 危機と変易(変わりゆく潮流)
2 ふたつのパラダイム(ニュートン物理学と機械論的自然観;新しい物理学)
3 デカルト=ニュートン思想の限界(機械論的生命;ひろがる医療危機;ニュートン心理学;袋小路の経済学;成長の暗い影)
4 新しい世界観(有機システム論;全体性と健康;時間と空間を超える旅;太陽の時代への道)