出版社内容情報
詩人博物学者が、海に見られる自然の厳しさと、そこで暮らす人びとのたくましさを活写。ソロー生誕200年を記念して待望の復刊!1849年、友人の詩人とともにマサチューセッツ州コッド岬を訪れた詩人博物学者・ソロー。「森の哲人」とも呼ばれた彼が、海に見られる自然の厳しさと、そこで暮らす人びとのたくましさを活写する。
ユーモラスで軽快な文体の旅行記は、『ウォールデン 森の生活』とならぶ代表作。長らく品切だった本書が、ソロー生誕200年を記念して待望の復刊! 人為より自然のままを愛するナチュラリストの価値観が溢れ出る。
第一章 難破船
第二章 駅馬車からの眺め
第三章 ノーセットの平原
第四章 浜辺
第五章 ウェルフリートのカキ養殖業者
第六章 ふたたび浜辺へ
第七章 岬横断
第八章 ハイランド灯台
第九章 海と砂漠
第十章 プロヴィンスタウン
ソロー,H.D.(ヘンリー・D)[ソローヘンリーデイヴィッド]
『ウォールデン―森の生活』の著者として知られるアメリカの詩人・思想家・博物学者。1817年生。ハーヴァード大卒業後、エマソン、オールコットらとの親交を深める。『ウォールデン』『コンコード川とメリマック川の一週間』などを著す。メキシコ戦争や奴隷制度を批判するエセー「市民の不服従」は多くの運動家たちに影響を与えた。1862年没後、『コッド岬』『メインの森』などが刊行される。
飯田 実[イイダミノル]
内容説明
1849年、ソローは、友人の詩人チャニングと共にマサチューセッツ州コッド岬を訪れた。そのときの体験、見聞、思索、古典の引用などをまとめた旅行紀。「詩人博物学者」の視点で、厳しいコッド岬の自然と、そこで暮らす人間のたくましい生活ぶりを活写する。人為よりも自然のままを良しとするソローの価値観が、いたるところに溢れ出た傑作。本邦初訳。
目次
第1章 難破船
第2章 駅馬車からの眺め
第3章 ノーセットの平原
第4章 浜辺
第5章 ウェルフリートのカキ養殖業者
第6章 ふたたび浜辺へ
第7章 岬横断
第8章 ハイランド灯台
第9章 海と砂漠
第10章 プロヴィンスタウン
感想・レビュー
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Koichiro Minematsu
KAZOO
yoshi41101
Teppei Sakano
てり