内容説明
原始日本列島には、文字としての記録こそ残さなかったものの、現代人の予想をはるかに上まわるほどの豊かな精神文化が息づいていた…。日本神話の分析、土器文様の解読などを通じて、縄文のコスモロジーを探究。我々の意識の根底に横たわる「縄文」が、新鮮なイメージとともに再構築される。
目次
序章 意識下の縄文―原点としての縄文に向けて
第1部 神話の深層(饗;産霊;火瓮なす火の山;火の精霊;火の山を鎮める;若返るアマテラス)
第2部 呪物と呪術(土器;入墨と装身具;土偶;霊速人;太陽と月;仮装)
第3部 地霊と文様(大地母と穀霊;中国の大地母神;アフリカの火神;土器文様のモチーフ;土器文様のテーマ;死と再生の時空)
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- 和書
- ある精神の軌跡