内容説明
ライブニッツの聡明な弟子にして庇護者シャルロッテ追想のための一書。
目次
信仰と理性の一致について
神の正義、人間の自由、悪の起源について〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
0
影響する側とされる側としてのスコラ的関係でも、偶然出会うデカルト的関係でもない因果関係がある、と著者が提起するのは「予定調和」的因果関係だ。神は最善の世界を選ぶゆえに奇跡は生じないが、永遠の真理や常に妥当する言明は神に起因するという彼の考えは、カントからラッセルに至るまでの批判を浴びる一方、偶然的なモナドに満ちた世界という考えは形而上学的理性の擁護として尊重されてきた。が、もし無数のモナドが一致する場合を説明できるのが神だとしたら、それは奇跡のような認識論では処理不能な客観的確率を述べているのではないか。2017/02/07
-
- 和書
- 小林一茶 人物叢書 77
-
- 和書
- 建築の次世代エネルギー源