ホロン革命

ホロン革命

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  • サイズ B6判/ページ数 493p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784875020912
  • NDC分類 118

出版社内容情報

スターリニズムとナチズムの暗黒を体験した著者が、組織と個人、部分と全体、全体主義と還元主義の矛盾を超えるべく提示した画期的コンセプト「ホロン」。現代の個人と組織を考えるうえで今なお示唆的な一書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

3
ケストラー思想の集大成ともいえる作品で、彼の提唱する「ホロン(構造性ヒエラルギー)」の思考は、今やコンピューターの世界の中核を担っている。しかもケストラーは、この「ホロン」的思考をすべての法則(宇宙全般)に当てはめて理論を展開しており、そこには深い哲学性さえ帯びている。 「還元主義」を批判し「唯物論」を拒絶。従来の「自然科学」のあり方を切り捨て、ネオ・ダーウィン主義を履き捨てて、新たなる思考法「ホロン」を提唱している。 その内容はきわめて説得力があって、下手な哲学書や批評本を読むより遥かにためになる。2013/04/08

白うさぎ

2
大学生の頃、この手の本にはまり読みました。核爆弾を生み出してしまった人間が生存するためにどんな意識革命が必要か。人間とはどんな生き物か。アーサーケストラーが知識と考察と情熱で綴った本です。

ホロ

1
ホロンというケストラーが提唱した新たな概念について説明している本。基本的に人類学、進化論の話に重きを置いているが、ホロンというあらゆるものに対して適応できる一般システム論を科学や芸術の点からも説明している。SF好きはより楽しめると思います。2016/05/02

ゲンショウ

1
ニューサイエンスものに嵌り拝読。科学的な思想の還元主義の次に来る思想として全体主義を据えた考察。難解ですが、頭が良くなった気がします。ただ我々の仕事のやり方にも色んなヒントを提供してくれる本ですね。

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