出版社内容情報
《内容》 西洋医学を基本に発達した現代医療が部分医療に偏ったきらいが
ある。
この部分医療の行きづまりを西洋医学の基本を踏まえて東洋の英
知である漢方的手法を大幅に採り入れている、富山医科薬科大学の
和漢診療部の寺澤捷年先生に和漢診療の最前線として思いのたけを
語っていただいた。西洋と東洋の融合、しかも日本でアレンジされ
た漢方の豊かな医療を紹介している。
個人の症状に合致させる処方や心の状態を良い方に導くことなど
、今後、ますます大きな可能性が期待されている。
聞き手は、医学博士の大星光史先生との対談で分かり易く読みや
すいものとなっている。
《目次》
・和漢診療とは
・漢方の考え方
・和漢診療の実践
・未病を治す
・対人間の「間」のとり方
・心の問題
・自然治癒力の見直し
・伝統医学における「心」と「体」
・医療の本質
・医者になった訳
・科学の限界
・医療と社会
・求められる哲学
・老いと生・死
・社会を健全にしなくては
・科学の進歩は幸福につながるか
内容説明
21世紀COE(卓越した教育研究拠点)プログラムに採択された伝統医学、和漢診療の最前線。心身を癒す東洋の英和を語る。
目次
和漢診療とは
漢方の考え方
和漢薬治療の実践
未病を治す
対人間の「間」のとり方
心の問題
自然治癒力の見直し
伝統医学における「心」と「体」
医療の本質
医療の本質は手を触れること〔ほか〕
著者等紹介
寺沢捷年[テラサワカツトシ]
1944年東京の下町に生まれる。千葉大学医学部卒後、神経内科学を専攻する。この間、漢方医学を平行して学ぶ。ロンドン大学留学後、79年に富山医科薬科大学和漢診療部講師。82年に助教授となり、90年から教授、99年医学部長、02年副学長・病院長、和漢医薬学会理事長、日本東洋医学会などの理事も務める。漢方医学の研究とともに、著書に「症例から学ぶ和漢診療学」「絵で見る和漢診療学」(医学書院)、「EBM漢方」(医歯薬出版)など多数
大星光史[オオホシミツフミ]
1933年、新潟県に生まれる。東北大学文学部卒業。日本文芸研究会・富山良寛会・現代俳句協会・日本医史学会会員。医学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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