目次
第1省察 プレリュード―無者論・過去からの若干の思想の言葉(「無→者」であることの発見;信仰とは、欣んで「無→者」(「→」は恩寵と読む)でありたいと願いつつ、一転、「我が→神に」(「→」は「欣求」と読む)という賛美称名に生きることである)
第2省察 論評―ボブ・メッスリー著(礼拝に値する神について;神の愛と我々の苦しみについて ほか)
第3省察 論文・三究極者と「Creativityの謎」を巡って―カブ、メッスリー両教授との対話(予備的考察―至誠心の神学の観点から;カブの「二究極者論」から学ぶ―至誠心の神学における「信頼の創発」の上昇による三原理の提唱 ほか)
まとめ言葉 「四人の対話」から(ボブ・メッスリー『プロセス神学への道案内』の根幹である共経験主義をめぐって;ハーマン・グリーンの「トマス・ベリー思想における法制の改革論」をめぐって)
第4省察 宇宙時代の良寛・再説―風の歌省察(焚くほどは風がもて来る落ち葉かな―恩寵の風;浮雲の待つこともなき身にしあれば風のこころに任すべらなり―理解の風 ほか)
著者等紹介
延原時行[ノブハラトキユキ]
1937年、兵庫県に生まれる。同志社大学大学院神学研究科修士課程修了、クレアモント神学院(D.Min.)、クレアモント大学院大学(Ph.D.)。ルーヴァン大学、テキサス基督教大学、クレアモント神学院、大学院大学、カリフォルニア州立大学サンバーナディーナ校にて客員教授を務める。アメリカ宗教学会(AAR)常設共同研究部会「プロセス思想と西田学派仏教哲学」座長。1991年より敬和学園大学教授・宗教部長・国際文化学科長。現在名誉教授。「東西プロセス研究企画」主宰。日本基督教団教師。オックスフォード大学講演者。Common Good Award受賞(2013年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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