目次
日本海の海岸で育つ
円通寺で修行する
諸国行脚に出る
故郷に帰る
五合庵に住む
乙子神社の社務所に移る
島崎の木村家に入る
著者等紹介
谷川敏朗[タニカワトシロウ]
1929年新潟県白根市に生まれる。1953年東北大学文学部卒業。宮城県・新潟県の高等学校教諭、新潟大学人文学部非常勤講師、県立新潟女子短期大学非常勤講師を経る。良寛伝記と書誌に造詣深く、現在は全国良寛会常任理事として良寛顕彰に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ペッパー
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良寛さんの一生を子どもにも分かる文章で書かれている。円通寺時代に良寛さんの兄弟子だった仙桂さんの話が印象に残った。仙桂さんは無口で、表面をかざろうなどという気持ちのまったくない人でした。座禅はせず、お経も読みません。仏教の教えなども分かっていないように、良寛さんには見えた。ただ野菜を作って、他の修行僧に食べさせてくれるだけでした。当時の良寛さんは、こうした仙桂さんが理解できませんでした。修行とは自分を厳しく整え正すことと思っていたので自分しか見えなかったのです。それに対して仙桂さんは、自分の立場など考えず2025/08/28
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