内容説明
大正七年初版発行以来、三十数たび版を重ねて洛陽の紙価を高めた相馬御風の名著に、良寛研究の第一人者・渡辺秀英先生が丁寧な校註をつけ、日展・富川潤一画伯の描き下ろしの挿絵とともに校註版として刊行したものであるが、更にそれも品切れとなって久しく、ここに、装幀・内容も一新して、改訂新版として刊行する。人間良寛、探求の原典。
目次
緒論
出生―幼少時代
出家
修学時代
父の死と彼の転機
徹底期の良寛
良寛の芸術
晩年及び死
逸話
良寛の真生命〔ほか〕
著者等紹介
相馬御風[ソウマギョフウ]
明治16年生まれ。明治34年高田中学校卒業。明治35年9月、東京専門学校文科入学(現早稲田大学)。明治38年処女歌集「睡蓮」出版。明治39年早稲田大学文学科英文学科卒業。昭和25年永眠
渡辺秀英[ワタナベヒデエイ]
明治43年新潟県西蒲原郡内野町に生まれる。昭和5年新潟師範学校卒業。昭和19年鳥取師範学校(鳥取大学)教諭。昭和21年新潟中学校(新潟高等学校)教諭。昭和44年新潟大学講師
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